だから表でもわかるように、紹介は大切にされるのである。
さて、しかし求職者の方たちは、この紹介を利用するのが実にヘタだ。
日本人に共通していることなのか、紹介を依頼することが苦手なのだ。
「人に迷惑をかけてしまう≒困っていることを知られたくない≒頼みごとなどプライドが許さない」なんて考えてしまう。
確かに紹介を依頼された人は、最初は「ヤレ、面倒なことを持ち込まれたな」と思うかもしれない。
しかし紹介が成功して、相手に感謝されたときの喜びは大きなものだ。
話はそれるが、どの業界でもトップセールスの人がいる。
たいていこの紹介を上手に使っている人たちだ。
なにせトップの成績を維持しているくらいだから、自分で新規客を開拓する時間の余裕などない。
それでも継続してトップの成績を残せるのは紹介営業を展開しているからにほかならない。
人は紹介して喜ばれると同時に自分の喜びにもなり、再び紹介してくれるものらしい。
それは仲人好きの方にも共通することのようだ。
求職活動の場合、ポイントは、いかにキチンと紹介を頼むかということである。
考えてみれば、人は子供のときから、たくさんの知人がいる。
その人たちへ、依頼の声かけをしてみよう。
この機会に、あなたの人脈を思い出していただきたい。
よくよく思い出すと、びっくりするほど多くの方たちとかかわりを持って生きてきたことがわかるはずだ。
資料を使って「人脈の再発見」をしてみよう。
誰かさんに紹介された誰かさんがいて、またその人は誰かさんを紹介してくれた。
名前などは、正確に思い出さなくてもよい。
その人が必要なときは、その人を紹介してくれた人に、正確な名前を聞き直せばよいのだから……。
肝心なのは何をやっている人か、どの業界に強い人か、という点にある。
だからできるだけ多くの人脈を探りあて、絞り込んでいく。
親戚ルート、先輩ルート、前職ルート、友人ルートなどルート別に人脈をたどっていこう。
毎年教え子を持つので、各年度に紹介先がある先生などは、紹介者としては、ありがたい存在である。
ほかには、学校の就職課などで卒業生へのサービスとして実施しているところもある。
和尚さんや牧師さんも、親身になって動いてくれたという話も聞いた。
前職の先輩や取引先の人脈も思い出してみよう。
当然ながら夫婦両方の人脈ラインを追いかけてみることによって、倍の人脈の再発見が可能になる。
しかしながら、「この人たち皆に頼んで歩くのはつらい」という方のために、私はさりげない挨拶状の利用を奨めている。
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